触覚体感デバイスとは?
昨今、音響を振動として体感するという技術が商品化されている。
商品化された例として有名なところだと「4DX上映」「PS5コントローラー」、マイナーなところだと「Hapbeat」「Woojer Edge」「ButtKicker Gamer2」「ARES POWER:ゲームバックパック&ゲームシートクッション」といったハプティクス(haptic)機器がある。
どういうことができるか
商品化された例を見てどのようなことができるかピンと来ない方のために説明すると、下記のようなことができる。
- 音楽を聴く際に、家庭用の貧弱なスピーカーやヘッドフォンであっても低音の振動を体で感じることができる。
- ドライビングシミュレーションゲームを遊ぶ際に、エンジンや路面の凹凸を体感することができる。
- FPSや映画における銃声、砲声の振動を体感することができる。
DIY
そのような触覚体感デバイスを、音響に連動して振動する椅子という形でDIYしようというのが今回の記事です。この記事を参考にしております。
前提として、DIYするデバイスは振動の入力を音響から引っ張ってくるため、4DXやPS5コントローラーといった音響に起因しない入力を持つ触覚体感デバイスとは少し異なったものとなる。
そのため、適したコンテンツ、適さないコンテンツがあるので見極めて使うように。
基本的には低音域を振動として出力する形になると思います。触覚体感デバイスの体感用に別口で音響出力を行う映像ソフトやゲームが出てくると面白いですね。
用意するもの
- 振動する椅子によって近隣に迷惑をかけない環境
- 底面が平坦で固い素材でできた椅子
- 振動ユニット
- 音響分配装置
- パワーアンプ
- 各種ケーブル(「音響分配装置⇔アンプ」、「アンプ⇔振動ユニット」)
- ねじ
振動ユニット
私はこれを利用しています。
将来、売り切れ等になった場合は、「振動ユニット」「バスシェーカー」等で検索することで探すことができると思います。
パワーアンプ
私はこれを利用しています。
出力がこれと同等かそれ以上で、サブウーファ出力として高音域をある程度カットできるのであればどれでもいいと思います。
制作
- 振動ユニットをねじで椅子に取り付ける。
- 「音響分配装置⇔アンプ」「アンプ⇔振動ユニット」をケーブルにて接続する。
- 音響源をオンにし、振動ユニットが振動していることを確認し、音響源やアンプの出力を調整する。
まとめ
制作については詳細な手順を省いていますが、特段難解な手順ではないため、問題なく政策完了することができると思います。
音楽、映像、ゲームにより一層没入していきましょう。